自宅(木造2階建て)内で無線LANがどの程度使い物になるか、Acctonの2Mbps無線LANキット airLANの動作を確認してみました。
無線アクセスポイント AP2002 を2Fの自室LANに接続し、無線LAN PCカード WL2002 を mobioNXに接続。アクセスポイントはブリッジとして機能するので、2Mbpsと速度が遅い以外はケーブルでLAN接続した場合と使い勝手は変わりません。クライアントのmobioはアクセスポイント経由で DHCPサーバ MN128-SOHO からIPアドレスを割り当てられ、問題なくネットワーク接続できるようになります。NetBEUIベースのファイル共有もまったく問題はありません。実は、寮で FLORA220FXに WL2002 を挿して動作確認した際はうまく通信できなくてはまりました。一部のCardbus対応PCMCIAスロットで問題がでるとWL2002のマニュアルにあったのでこれかと思ったのですが、実はFLORA 220FX内蔵LANにIPアドレスが割り当たったままになっていて、デフォルトのIPルートが内蔵LANに向いていただけでした。(^^;
うまく通信ができるようになった所で mobioをあちこち持ち歩いてみました。結論から言って、自宅内のどの場所に移動してもLAN接続が切れるようなことはなく、快適に使えました。トイレの中でも問題なし。(^^; 木造とは言え、壁の影響をそれなりに受けるのかと思ってたのですが、案外大丈夫でした。
理論上 2Mbps 程度のスピードが出るはずですが、この種の通信デバイスでは経験上、理論値の3割前後が安定して出る速度なので、計算上 250kbps 程度が限界になります。実際、MPEGムービーを無線LAN経由で再生すると、アクセスポイントの無線使用率が50%に張り付きコマ送り&音切れが頻繁に発生しますので、ちょっと視聴に絶えません。しかし、MP3ファイルの再生や、元々の購入目的であるInternetアクセスにはまったく問題はありません。
しかし、線も何も繋がっていないノートPCが自宅のLANと繋がっているって言うのは、なんだか不思議な感じがしますね。それと、WL2002はカードスロットに挿すと、Am79C930と認識するわけですが、このチップ、Linuxを始めとするフリーなUNIXでサポートがあるようです。
なんにせよ、アクセスポイント1万円、クライアント1台 3千円で無線LANが組めたわけですがから、非常においしい買い物でした。^^
これまで感じた J70 に比較した DL-M10 の良い点と悪い点など。
M10 の良い点
表示領域が広い --- feelH"としては狭い 全角8文字×7行 の表示ですが、やはり見通しが良くて快適。
メールアドレス、URLのハンドリングが楽 --- メール本文中のメールアドレス、URL、電番が反転表示され、メニューを出すことで簡単に各種登録・アクセスができるようになってます。ですので、メールアドレス一覧をPHSに送信すれば、PCと直結しなくともサクサクとアドレス帳に登録できます。最近の携帯じゃ当たり前でしょうが、J70ではこのあたりはサポートが無かったんでメールアドレスの登録がかなり大変でした。ま、そんなにしょっちゅう登録するものでもありませんけどね。
着メロがリアル --- これは feelH"の売りの一つですが、確かにたいした物です。幻想交響曲が入っていたので着メロに設定してみましたが、全然着信音という感じじゃなくて違和感バリバリです。( これは果たして、良い点なのであろうか。^^;;; ) タイマーセットしておいた小型FMラジオが鳴り出した、とそんな感じですね。これは。
ファンクションキーで操作が判り易い --- 機能てんこ盛のfeelH"機ですが、液晶の直下にファンクションキーが配置されていて、モードに応じてファンクションキーの機能が液晶の最下段に表示されるので、わりととっつきやすい印象です。やはりマニュアルはざっとみておかないと使いこなせませんが、このファンクションキーのおかげで、マニュアルなしでもそこそこ使えます。
M10 の悪い点
感度が悪い --- アンテナを伸ばすと殆ど差がなくなるのですが、アンテナを収納した状態では、あろうことか 2.5世代前の J70 より感度が低いみたいです。今居る寮は半地下にある関係上電波が弱いのですが、同じ場所に置いて J70 がアンテナとバー1本立っているのに、M10 は圏外なんてことも・・・。内蔵アンテナの性能差 ( 個体差かもしれないですが・・・ ) でしょうが、高性能内蔵アンテナが売りのモデルの割にはお粗末としかいいようがありません。-_-;
電池の持ちが悪い --- カラー液晶のせいか、やはり電池の持ちは悪いようです。購入直後にフル充電しましたが、3日程でバッテリが切れました。^^; これは極端な話で、購入直後のためいろいろいじっていたのが原因ですが、確かに持ちは悪そうです。気になるのは、バッテリ切れ間近になるとバッテリマークが点滅するようになるんですが、この状態ではアンテナマークが表示されず、PHSとして機能しません。(電源は入っているのに・・・) 更に困ったことに充電スタンドに置いてから 数分〜十数分 ( 本体を電源OFFしておけば数分かな? ) はこの状態のままになるので、この間PHS回線が不通になってしまいます。J70は完全に電池が切れても、充電スタンドに置いて電源ONすることですぐに着信可能になるんですが・・・。とにかく、バッテリ切れには注意しないといけないようです。
充電スタンドの質が悪い(重い) --- J70 の充電スタンドは無接点式でスタンド内にスイッチングレギュレータを内蔵した物らしく、軽いし邪魔なACアダプタも必要としません。M10はこの逆で接点式、非安定電圧ACアダプタ外付けです。バッテリの持ちが悪く、下手をすると充電スタンドを持ち歩かなければならないことも考えられるわけですから、逆にこの辺に気を使って欲しいところなんですけどね。
バイブレータと着信音の同時再生ができない --- カラー液晶のせいか、やはり電池の持ちは悪いようです。購入直後にフル充電しましたが、3日程でバッテリが切れました。^^; これは極端な話で、購入直後のためいろいろいじっていたのが原因ですが、確かに持ちは悪そうです。気になるのは、バッテリ切れ間近になるとバッテリマークが点滅するようになるんですが、この状態ではアンテナマークが表示されず、PHSとして機能しません。(電源は入っているのに・・・) 更に困ったことに充電スタンドに置いてから 数分〜十数分 ( 本体を電源OFFしておけば数分かな? ) はこの状態のままになるので、この間PHS回線が不通になってしまいます。J70は完全に電池が切れても、充電スタンドに置いて電源ONすることですぐに着信可能になるんですが・・・。とにかく、バッテリ切れには注意しないといけないようです。
ファンクションキーが遠い --- ファンクションキーの存在自体は上記の話もあり悪くは無いのですが、文字の入力中ファンクションキーにクリア(一文字削除)と文字種切り替えが割り当てられているのです。このため、使用頻度の比較的高いこれらの機能を使うために、テンキーの上の十字キーの更に上まで指を移動しなければならず、ちょっと不便です。
J70 の出来が全体に良かっただけに、悪い点が目に付きますが、まあこんなもんでしょうかね。
かれこれ2年使ってきた SANYO の PHS-J70 ですが、feelH"モデルがボチボチ出てきたので、買い替えることにしました。( 実際には J70はそのまま家族に譲り渡すので、新規契約しましたが )
feelH"の一号機は J70 直系の J90 ですが、実売1.5万円前後とかなり割高な上にいかにも女性向のデザインというのが今一つなので、東芝製の DL-M10 (Mega Carrots) にしてみました。DL-M10 は出回り始めてから1週間程ですが、新宿では全く見かけなかったものの、秋葉ではそこそこ在庫がある店があるようです。出始めたばかりということでどこも横並びで\9,800でした。
PHSが2台並んだ写真の左が DL-M10、右がこれまで使っていた J70 です。さすがにちょっと大きくなって、普通の携帯並の大きさになってます。液晶の写真は DL-M10のもので、カラー化されて情報量も随分増えてます。
DL-M10 の使い勝手に付いてはこれからですが、この端末、どうも PHS としての感度は J70 より悪いようです。;_; 自宅はともかく、寮の部屋は半地下のような場所でお世辞にも電波状況が良くありません。しかし、J70だと着信についてはあまり置き場を選ばなくとも問題ないのですが、DL-M10では置き場に気を使わないと着信できなくなってしまいます。3本のアンテナ表示に換算して1〜1.5本分位は DL-M10 の方が感度が悪いみたいです。DL-M10の方が2世代新しい ( しかもJ70はH"ですらない ) はずなのにこれは・・・。もっとも、J70 は感度についての評判は良いですから、DL-M10が普通なのかも知れませんが。
しばらく更新をサボっているうちに、3dfx解散、Athron 1GHz 2万円割れ寸前、128MB SDRAM DIMM 5千円割れと、どんどん世の中動いてますね。@_@