しかし、依然としてIDEには下記のような欠点も残っています。
今回某氏からこのI/Oデータ機器製らしいIDE→SCSI変換アダプタを借りる事が出来たので、紹介します。この製品は「秋葉原のPCショップで今は亡きA-MASTER」に入荷すると言われいていた製品ですが、結局は果たせず国内では幻の製品になってしまいした。今回も国内で調達したものではなく、オーストラリアの某社から逆輸入した製品です。
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製品の箱です。基本的に説明は中国語?で、それにオーストラリアの某社のシールが貼ってあるだけです。 ほんと、見るからに怪しげです。^^; |
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箱の中身は本体と簡単なマニュアル、緩衝材程度です。マニュアルを見ると、どうやらCD-R(RW), PD等も意識して設計されているようです。これらは、ジャンパ設定で対応できそうです。SCSIのターミネーション用ジャンパもあります。 | ||||
| 箱の側面に印刷された各種スペックです。右上の宣伝文句があやしい。^^ ちなみに、元画像のサイズが320x240なので、画像の上で右クリックしてフルサイズに表示すると文字が見やすくなります。 |
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本体表面です。各種コントローラチップ、フラッシュメモリ、電源コネクタ、SCSIコネクタが見えます。下部が細くなってますが、ドライブ本体の電源コネクタ、ジャンパの口を塞がないための設計です。 | ||||
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本体裏面です。真ん中はIDEコネクタ、左側に見えているチップはどうやらSCSIターミネータのようです。 | ||||
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表面のコントローラ部です。H8が使われています。構成的にMelcoのIDEが接続できるSCSI HAに似ているような気がするのは気のせいでしょうか? 恐らくはH8がSCSIデバイスとしてのエミュレーション( ドライブ名をHAに返す等 )を、隣のチップが実際のデータ転送を担当しているのでしょう。 ちなみに、このI・O DATAの表記のあるチップ、箱の写真ではNECと印刷されています。 |
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フラッシュメモリチップ周辺です。モロにMADE IN JAPANですね。(^^; | ||||
| というわけで、早速テストです。
あたりを見回すとノート用IDE 2.5inch HDDが転がっていたので、2.5ich→3.5inch変換アダプタ→IDSC20と繋いで動かしてみよう、と思ったんですが、2.5inch→3.5incアダプタ上の電源コネクタとIDSC20が干渉して接続できないことが判明。(T_T) 仕方がないのでCD-ROMドライブを繋いでみる事に。 |
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で、IDSC20をDVD-ROMドライブに装着すると上の写真のイメージになります。Melco製のアダプタは結構大きいものらしいんですが、こちらは実にスマートに装着できます。 左はWindows95のデバイスマネージャウインドウの一部です。上がIDSC20経由でSCSI接続したもの ( HAはAdaptec AHA-1522A )、下がIDEに繋いだ際のものです。IDSC20経由だとベンダIDが変わっているのが判ります。デバイスIDの末尾が欠けてしまうのは謎ですが。なお、IDE接続時の1522Aに(!)が付いてるのはHAを引っこ抜いてしまっているためです。 使ってみると、CD-ROMドライブとしては何の問題もなく動作します。が、データフォーマットが違うといった内容のエラーが発生し、DVDの再生は出来ませんでした。( PowerDVDのトライアル版を使用 ) やっぱりファームの対応が必要なのかもしれません。 # もしかしたらHAが1522Aというのが悪かった可能性も。(^^; |