ジャンク USB MOドライブ (00/9/3)


箱 某Mac系ショップのjunkコーナー(というか店頭)にUSB接続の230MB MOドライブが転がっていた。junk品ということで当然まともに動かない可能性はあるが、\5,800というのは動かないものにしては高い値付けなので、単にあとの面倒が見られないのでこの値段という可能性もある。いずれにしても、最悪MOドライブ本体が使えなくともIDE→USBまたはSCSI→USBケースとして位は使えるだろうとの読みがあって購入。

SCSIデバイスやATAPIデバイスをUSBデバイスに変身させるキットというのも市販されているが、これらは結構高く新品だと1万円程度はするのだ。

にしても、中身も見ずにこのような買い物をしてしまうのって、我ながらかなりいっちゃっているような気がするが。(^^;



箱 箱を空けてみると・・・で、でかい。^^;;; スケルトンブルーということで、3.5inchのMOドライブ本体を一回り大きくした程度のコンパクトな筐体に小型ACアダプタのセットというのを想像していたのだが・・・。ど〜りで箱が大きいし、重かったわけだ。^^;

構造的には普通の5inch SCSI外付けケースの外側をクリアパーツで覆ったもの。電源SWにはカバーの中で機械的に電源ON/OFFするスイッチではない。ACを繋いであれば電源SWがOFFのままでも微弱電流が流れるタイプのようだ。

付属品はUSBケーブル, ACケーブルのみ。マニュアルもドライバもないというのが junk たる所以だが、ケーブル類は開封した形跡がない。本体もいたってきれいなもので、展示品を際梱包したとか、そんな感じがする。



箱 外装はクリアパーツでも、さすがにMOドライブ本体は普通のもの。富士通製。強制EJECTを行うための穴はあるが、EJECTボタンはない。ただ、Windows95/98を含む最近のOSではドライブのEJECTボタンでメディアを取り出すのはご法度なので、無いほうが良いという話も有るが。



箱 げっ、なんか 640MB のドライブに見えるが・・・。(^^;;;



箱 裏側は 電源コネクタ, 電源冷却用FANとUSBコネクタと、非常にシンプル。




箱 早速PCと繋ぐとUSB to IDE Adapterと認識。どうやら、MOドライブはATAPIのもので、ATAPIとUSBのブリッジとして機能するコントローラが入っているようだ。



箱
Windows98SEの標準ドライバを組み込もうとしてみるが、あえなく玉砕。やはり相応のドライバを組み込む必要がある。



箱 webサイトを漁って、ドライバを探してみる。SCSI機器をUSB接続するアダプタは結構単体売りされていたりするので、このアダプタを内蔵するタイプの機器が多いようだ。IDEをUSBに変換するタイプは結構少ない。

ちなみに、ドライバを組み込まないとUSB to IDE Adapterが"不明なデバイス"と認識されたままになってしまい使い物にならない。前述の通りEJECTボタンがないので、強制EJECTのお世話にならないとメディアの取り出しすらできないのだ。

最悪ばらしてMOドライブだけ使うという手もあるが、ちゃんとUSBデバイスとして認識しているので、ちゃんと使いたいところ。

その後、なんとかUSBドライバを調達して組み込み。



箱 "USB Storage Adapter"、"USB Bridge Module"の2本のドライバ組み込みが終わると、USB to IDE Adapter がSCSIコントローラと認識され、その先に繋がっているデバイス自体は一般的なMOデバイスとして認識された。

ドライブアイコン右クリックでの論理フォーマット、メディア取り出しを含め ATAPI, SCSIに接続したMOドライブと同様の扱いができる。MOドライブを外してATAPI CD-ROMドライブやHDDを繋いでもそのままUSBデバイスとして使えるかも。

MOの読み書きについては特に問題なし。ただ、128MBのメディアに数MB以上の書きこみを行うとOSごとハングしてしまうようだ。もしかして、128MBメディアの書きこみに対応していないドライブか?



箱 USB接続なので当たり前だが、プラグインするとドライブが割り当てられ、プラグを抜くとドライブ割り当てが解除されるというのは便利。特に最近では MO の使用頻度がだいぶ落ちてきたんで、必要なときに手軽に繋げるこういうものの方が便利かも。




HomePageに戻る